M2法 偶数と奇数

BLDのエッジのM2法では偶数回目か奇数回目かによって回す手順が変わることがあります。それについて説明します。

注意
この記事ではFUとBD、UFとDBを対の関係と表現します。
また、パーツという表現をしますがステッカーの向きも意識しましょう。
基準面がF赤U白の時について書いています。異なる方は適宜変換してください。

手順
FU F E R U R’ E’ R U’ R’ F’ M2
UF U2M’U2M’
BD M2 F R U R’ E R U’ R’ E’ F’
DB MU2MU2

結論から言います。
偶数回目にFU,UF,DB,BDのいずれかのステッカーの文字が出てきたら対の関係の文字の手順を回しましょう。
これを丸暗記して実行しても揃いますが、やる以上は理解しておくべきだと私は思います。

そもそもM2法の手順は、「底面の手前(DF)のパーツをその文字の場所へ移動させる手順」です。回りくどい言い方ですが、必ずしも本来DFのパーツがある場所でなく、手順を回すときに底面の手前にあるパーツであることを明確にしたくて書きました。今後の回りくどい表現も同様の理由です。

説明の前に、、、
FUの手順は「底面の手前(DF)のパーツを手前の面の上方(FU)へ移動させる手順」です。
BDの手順は「底面の手前(DF)のパーツを奥の面の下方(BD)へ移動させる手順」です。
このことを頭に入れて考えましょう。

では、該当のパーツがFUだった時について考えます。

まず、奇数番目にFUの文字がきたとします。
FUが奇数番目なので、それまでM2は偶数回行われています。そのため白色のセンターは上にあります(いわゆる普通の状態)。よってFUが移動するべき場所は手前の面の上方(FU)ですからFUの手順を回せばそろいます。

次に、偶数番目にFUの文字がきたとします。FUが偶数番目なので、それまでM2は奇数回行われています。そのため白色のセンターは下にあり、黄色のセンターが上にきています。FUのパーツが移動するべき先は赤センターと白センターの間、すなわち奥の面の下方(BD)です。よって、「底面の手前(DF)のパーツを奥の面の下方(BD)へ移動させる手順」を回す必要があるのでBDの手順を回せばそろいます。

このように、偶数回目に該当のパーツが回ってきたときは対の関係の手順を回せばそろうわけです。

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